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前田 誠一郎
no journal, ,
原子力機構では2006年から開始したFaCTプロジェクトにおいて、MA含有MOX燃料を用いたナトリウム冷却型FBRであるJSFR,先進湿式再処理,簡素化ペレット法による燃料製造からなるシステムを主概念として開発を集中させている。JSFR用の燃料集合体の概念設計研究も現在進行中である。炉心設計では取出平均燃焼度150GWd/tまでの高燃焼度燃料及び長期運転を指向している。高燃焼度を達成するために、高速中性子照射に対する耐スエリング性を有し、高温強度を有するODS鋼を被覆管材として適用する。この大型燃料集合体には、炉心損傷事故での安全性を高めるために菱形内部ダクトを設置している。原子力機構とロシアRIARとの共同研究として、ODS鋼を用いた燃料ピンの照射試験をBOR-60で実施し、FCCI等の基本特性を確認するとともに被覆管製造における品質管理上の課題を摘出した。また、燃料製造技術としては、簡素化ペレット法として、造粒工程を統合したプルトニウム富化度調整済み溶液を用いた脱硝技術,ダイ潤滑成型技術等の革新技術開発を進めている。